「Slack」とは、グループチャット、個人間でのメッセージ、音声通話、ファイルの送受信などがおこなえるビジネス向けチャットツールです。
ソーシエの中のコミュニケーションツールと認識してください。
こちらのページでは、Slackのセットアップと、ソーシエでの使用ルール、その他便利なテクニックを説明します。
目次
SlackとLINEとの違い
Slack | LINE | |
---|---|---|
効率化 | スレッドと@を活用することによって、話題と対象を明確化 | 過去のやりとりに遡れない、話題が流れてしまう、グループの場合必要な情報だけを受け取れない |
システムとの連携 | 多くのアプリケーション を連携可能 | コミュニケーションツール以上の活用は難しい |
セキュリティ | クローズドなワークスペースでのコミュニケーションなので情報のやり取りをコントロール | 個人のアカウントが集合しているので、情報のやりとりが不透明 |
Slackは個人間のやりとりよりも、複数人によるコミュニケーションが行いやすく、組織やチーム内での活用に適しています。
また、アプリやシステムとの親和性が高いため、情報共有しやすくなる、作業効率が上がるなどのメリットがあります。
Slackの登録方法
Slackについて理解していただいたところで、Slackの登録方法を、管理者と登録者に分けて説明します。
管理者の場合
それでは、管理者の登録方法から説明します。
はじめに、Slackに招待するユーザーのメールアドレス宛に招待メールを送りましょう。
デスクトップの画面左上にあるワークスペース名をクリックし、メニューから「メンバーを招待」をクリックします。
招待する人のメールアドレスを入力し、「招待を送信する」をクリックしましょう。
複数招待する場合は、「もう1つ追加する」、もしくは、「一度に複数追加します」をクリックすると、追加でメールアドレスを入力することができます。
登録者の場合
ここからは、登録者のSlackの登録方法を説明します。
まずは、招待メールを受け取りましょう。
G suiteのアカウントを所持している人は、G suiteのメールアドレス宛に、所持していない人は、プライベートのメールアドレスに届きます。
招待メールに記載されている「今すぐ参加」をクリックしましょう。
クリックするとブラウザが開き、アカウントの作成画面が表示されます。
氏名とパスワードを入力し、「アカウントを作成する」をクリックします。
アカウントの作成が完了すると、ワークスペースの画面へ移動します。
アプリのインストール方法
ブラウザでSlackへのログインが完了したら、アプリをインストールしましょう。
Windowsの場合
「Windows 版 Slack」のダウンロード方法は、Windows 10と、それより前のバージョンで異なります。
Windows 10の場合
Slackのウェブサイトからダウンロードする場合は、以下の手順でおこないます。
まずは、ダウンロードページにアクセスし、「Windows 10版をダウンロード」 をクリックします。
ダウンロードページに移動したら、「入手」をクリックしましょう。
「Microsoft Store を開きますか?」と表示されるので、「Microsoft Store を開く」をクリックします。
インストール画面が表示されるので、「インストール」をクリックします。
インストールが完了すると、起動画面が表示されます。「起動」をクリックすると、アプリ版のSlackが起動します。
Windows 10より前のバージョン、Windows 10でストアにログインできない場合
Windows 10より前のバージョン、もしくは、Windows 10でストアにログインできなかった場合は、以下の手順でおこないます。
Windows版のダウンロードページにアクセスしたら、「ダウンロード(64ビット)」、もしくは「ダウンロード(32ビット)」をクリックします。
自分のPCが32ビットか64ビットか不明な場合は、ボタンをクリックして確認してください。
ダウンロードが完了したら、ファイル(SlackSetup.exe) をダブルクリックして、アプリをインストールしましょう。
インストールが終了すると、Slackが自動的に起動します。
Macの場合
Macでのアプリのインストール方法を説明します。
「App Store」で「Slack」を検索します。
「入手」をクリックして、ダウンロードしましょう。
ダウンロードが終了したら、「Finder」内にある「アプリケーション」フォルダ内からSlackを見つけ、ダブルクリックして起動します。
これで、アプリのインストールが完了しました。
iPhoneの場合は「App Store」から、Androidの場合は「Google Play」でアプリを検索し、インストール。アプリを起動後の手順はPC版と同じです。
アプリ版Slackにログインする
インストールが終わったら、アプリ版にログインしましょう。
ダウンロードしたアプリをクリックすると、サインインの画面が表示されます。「サインイン」をクリックしましょう。
クリックするとブラウザが開き、ワークスペースへのサインイン画面に移動します。
枠の中に「sourcier」と入力して、「参加する」をクリックします。
メールアドレスとパスワードを入力する画面が表示された場合は、はじめに登録したメールアドレスとパスワードを入力しましょう。
メールアドレスとパスワードを入力すると、アプリ版へリダイレクトされます。
プロフィールの設定
ワークスペースに移動したら、プロフィールの設定を行いましょう。
右上にある「株式会社ソーシ…」をクリックすると、メニューが表示されます。
表示されたメニューの中にある、「プロフィール&アカウント」をクリックしましょう。
右側に自分のアカウントとプロフィール設定の画面が表示されます。「プロフィールを編集」をクリックしましょう。
プロフィールの編集画面が表示されます。ソーシエグループでは以下のように入力ルールを定めていますので、統一するようにしてください。
Slackの各部名称
チャンネル
メッセージやツール、ファイルをチームで共有する場所を指します。
LINEでいうグループトークにあたります。
チャンネルには、「パブリックチャンネル」と「プライベートチャンネル」の2種類があります。
パブリックチャンネル
「パブリックチャンネル」とは、メンバー全員が、メッセージやファイルの投稿、閲覧ができるオープンスペースです。チャンネル名の先頭に「#」マークがついているチャンネルがパブリックチャンネルにあたります。
投稿された内容はすべて、誰でも閲覧できます。
プライベートチャンネル
「プライベートチャンネル」は、限られたメンバーのみ参加、閲覧ができるチャンネルです。チャンネル名の先頭に「鍵」のマークがついているチャンネルが、プライベートチャンネルにあたります。
メンバー全員に公開すべきでない情報や会話、ファイルなどのやりとりは、プライベートチャンネルでおこないましょう。
オープンチャンネルと異なり、メッセージやファイルの投稿や閲覧には別途招待が必要です。
プライベートチャンネルへの招待方法
プライベートチャンネルの招待方法は、以下の手順でおこないます。
まず、招待するプライベートチャンネルを開き、画面上部の「歯車」のアイコンをクリックし、「チャンネルにメンバーを招待する」をクリックします。
該当のプライベートチャンネルにメンバーを追加させるか、確認画面が表示されます。問題がなければ「続行する」をクリックします。
招待するメンバーの名前を入力し、「追加」をクリックすると完了です。
プライベートチャンネルに参加していないユーザー宛てにメッセージを送信すると、Slackbotから、送信したユーザーをチャンネルに招待するかどうかメッセージが届きます。
「招待する」をクリックすることで、メンバーの招待画面に移動します。
もしくは、右側のメニューにある「メンバーを追加する」からも、メンバーを招待することができます。
ダイレクトメッセージ
「ダイレクトメッセージ」は、個人間、もしくは複数人で会話がおこなえる場所です。個人的な連絡をしたい場合、ダイレクトメッセージを使用しましょう。
ダイレクトメッセージの横にある「+」をクリックすると、ダイレクトメッセージを開始する相手を検索することができます。
ダイレクトメッセージは、複数人を招待し「グループ」を作成することもできます。メッセージを開始したいメンバーを選択し、「開始」をクリックすると、ダイレクトメッセージの画面に移動します。グループには、最大7名まで招待することができます。
Slackの基本的な使用方法
スレッド
特定のトピックスに対してやりとりをおこなう場所を「スレッド」といいます。
スレッドを使用することで、ひとつのトピックスに対してやりとりがおこなえます。
チャンネル内で直接やりとりをすると、過去に投稿したメッセージが流れてしまい、見逃しや混乱が発生するため、ひとつのトピックスに対して返信を行う場合は、スレッドを使用しましょう。チャンネル内も整理されるため、見た目がすっきりします。
(スレッドを使ったやりとりと、使っていないやりとりの画像が例にあると分かりやすい)
スレッドの使用方法
スレッドは、以下の手順で使用します。
まず、メッセージの上にカーソルを置くと、右上に詳細バーが表示されます。左から2番目の吹き出しマークをクリックしましょう。
吹き出しマークをクリックすると、画面のように右側にスレッドの画面が表示されます。
返信を送る相手を「@名前」で指定してから、メッセージを送りましょう。
スレッドは、チャンネルの参加者であれば全員閲覧することが可能です。
チャンネルへの投稿
チャンネルへメッセージやファイルの投稿を行う場合は、「@channel」をつけて送りましょう。@channelをつけると全員に通知が届きます。
メンション
チャンネル内でメッセージを特定の相手に送りたい場合は、「メンション」を使用しましょう。
「@」の後ろに、メッセージを送りたい相手の名前を入力します。アイコンが表示されるので、クリックすると、相手を指定したメッセージが送れるようになります。
リアクション
「リアクション」とは、スタンプを送ることで、メッセージの代わりに意思表示がおこなえる機能です。
スタンプを使用することで、返信のためのメッセージを送る時間をはぶくことができます。コミュニケーションツールとしても活用してください。
スタンプの上にカーソルを置くと、誰がリアクションをおこなったか確認することができます。
おなまえスタンプ
ソーシエでは、Slackの参加者全員に「おなまえスタンプ」を用意しています。@channelや自分宛にきた投稿は、読んだら自分のスタンプをリアクションしましょう。
ファイルの投稿
PCでファイルの投稿をしたい場合は、以下の手順でおこないます。
まず、投稿したいファイルをの上へドラッグします。
「ファイルをアップロードする」画面が表示されるので、投稿ファイル、投稿先が間違えていないか確認し、「アップロード」をクリックしましょう。
ファイルはスレッド内に投稿することもできます。
手順は通常の投稿方法と同じです。
アップロードが完了すると、スレッド内にファイルが投稿されます。
スレッド内のやりとりでファイルを共有したい場合や、大量にファイルを送る場合は、スレッド内にファイルを投稿するようにしましょう。
Slackの通知
Slackの通知は、PCを起動しているときはPCのアプリに通知が届き、PCがシャットダウン、もしくはスリープモードになっている場合は、スマートフォンに通知が届くようになっています。
おやすみモード
Slackには「おやすみモード」という、一定時間通知を止める機能があります。
勤務後のオフタイムや休日など、通知を受け取りたくない場合に活用してください。
おやすみモードの設定方法は、以下の手順でおこないます。
ワークスペース名の横にあるベルのアイコンをクリックします。通知を一時停止したい時間に選択したら設定が完了します。
設定を解除、もしくは、設定時間を変更したい場合は、以下の手順でおこないます。
ワークスペース名の横にあるベルのアイコンをクリックします。「今すぐ通知を再開」を選択し、クリックします。設定時間を変更する場合は、「時間を調整する」をクリックして、おやすみモードの時間枠を変更しましょう。
ソーシエグループのSlackルール
返信時はスレッドを使用する
ひとつのメッセージに対して返信をする場合は、スレッドを使用しましょう。
返信をチャンネルに投稿してしまうと、参加者全員に通知が届いてしまいます。また、チャンネルに投稿してある重要な連絡を見逃してしまうことも。
内容の緊急度、重要度に関係なく、ひとつのメッセージに対する返信はスレッドを使用し、参加者全員が快適なチャンネル運営を目指しましょう。
投稿はメンションをつける
メッセージを投稿するときは、必ずメンションをつけましょう。
全員に連絡する場合は、「@channel」、特定の人物に連絡する場合は「@名前」です。
個人間でやりとりをおこなうダイレクトメッセージも、「@名前」をつけるようにしましょう。
メッセージ確認時は、おなまえスタンプでリアクションする
チャンネル内にて、「@channel」や自分宛にメッセージやファイルが投稿された場合は、投稿内容を確認後に自分の「おなまえスタンプ」をリアクションしましょう。
メッセージに対して返信をする必要があれば、リアクションを行なった上で、スレッド内に返信をしてください。
大量のファイルを投稿するときは、スレッド内に送る
大量のファイルをチャンネルに直接アップすると、ファイルでチャンネルが埋まってしまうため、大量のファイルを投稿するときはスレッド内に送るようにしましょう。
Slackの便利な使い方
Slackの便利な活用方法をご紹介します。
やりとりを見逃しにくくなる方法
「スレッド」を確認する
「スレッド」には、自分宛のメッセージが、チャンネル問わずすべて表示されるため、毎朝見て、見逃したメッセージがないか確認しましょう。
スレッド内の全てのメッセージを確認すると、「ここまでの新着メッセージは確認済みです」と表示されます。
「アクティビティ」を確認する
「スレッド」の確認では、当たり前ですが、スレッドになっていないメッセージは確認できません。
「スレッド」の確認と合わせて、「アクティビティ」も確認しましょう。
自分宛のメンションや、@channel、ユーザーグループのメッセージを確認することができます。
右上にある「@」マークをクリックすると、「アクティビティ」が表示されます。
自分宛のメンションはここで確認することができます。
ピンクで囲ったマークをクリックすると、「アクティビティの表示オプション」が表示されます。
「@channel メンション」、「ユーザーグループ」を指定すると、自分宛のメンション以外の@channelとユーザーグループを確認することができます。
表示画面が変更されました。
ユーザーグループは、ソーシエグループのでスラックでは導入されていません。
絵文字のリアクションは通知されないため、気になる方はここで確認してください。
リマインドをする
特定のメッセージにリマインド設定をおこない、メッセージを再度通知させることができます。
リマインドの設定方法は、以下の手順でおこないます。
まず、リマインドをしたいメッセージにカーソルをあわせましょう。右上に表示された詳細バーの右端にある、中点が3つ並んだアイコンをクリックします。
「後でリマインドする」にカーソルを合わせると、リマインドの時間が表示されます。カーソルを左にスライドさせ、任意の時間を指定してクリックすると、リマインドが完了します。
リマインドが完了すると、Slackbotからリマインド完了のメッセージが届きます。(このメッセージは自分にだけ見えるようになっています。)
リマインド前にリマインドを削除したい場合は、メッセージにある「削除」をクリックします。
指定した時間になると、自分宛にSlackbotからメッセージが届きます。
「完了にする」をクリックすると、メッセージは削除されます。
スターをつける
リマインドをする必要はないけれど、後で確認したいメッセージがある場合は、「スター」が便利です。
スターの設定方法は以下の手順でおこないます。
スターをつけたいメッセージにカーソルをあわせます。右上に表示された詳細バーの、左から4つ目の星マークをクリックします。
「スター付きアイテムに追加されました」と表示され、メッセージの背景が黄色くなったら、完了です。
スターを解除する場合は、スターをつけたメッセージにカーソルをあわせ、右上に表示された詳細バーの、左から4つ目の星マークをクリックすると、解除できます。
スターをつけたメッセージは、画面の右上にある星マークから確認することができます。
スターはブックマークのような機能のため、スターをつけたことは、他のメンバーには周知されません。
検索機能
Slackの検索機能は、一般的な検索方法だけでなく、Slackならではの使い方があります。
通常の検索方法と、フィルタをかけて検索する方法を説明します。
通常の検索
まずは、通常の検索方法を説明します。
右上の虫眼鏡アイコンをクリックして、検索ウィンドウを開きましょう。検索バーに、検索したいキーワードを入力し、クリックします。
キーワードに関連するメッセージや、チャンネル、ファイル、最近の検索が表示されます。
検索フィルタ
特定のキーワードを検索後、画像のようにフィルタをかけて絞り込みをおこなうことができます。
ステータスの設定
画像のように、アイコンの横に自分のステータスを表示することが可能です。
ステータスを表示させておくことで、自分の今の状態やスケジュールをチームに知らせることができます。
設定方法
ステータスの設定方法を説明します。
左上にあるワークスペース名をクリックすると、詳細が表示されます。一番上の「ステータスを設定」をクリックしましょう。
規定のステータスを選択、もしくはスマイルマークから絵文字を選択し、ステータス内容を入力します。
ステータスを入力したら、下向きの矢印をクリックし、時間を指定しましょう。
時間は、デフォルトだけでなく、カスタマイズして指定することもできます。
入力が終了したら「保存」をクリックすると、ステータスの設定が完了します。
ステータスは、ステータスが設定されている人の絵文字にカーソルを置くと、内容や時間などの詳細が表示されます。
Google ドライブとの連携
Google ドライブと連携するとこで、Slackからファイルへのアクセス、ファイルの共有、作成、コメントの追加をおこなえるようになります。
ここからは、Google ドライブの連携方法と、ファイルの共有方法を説明します。
連携方法
まずは、「Google ドライブ」の連携方法から説明します。
Slackの画面左側のメニューバーの下部にある、「Apps」をクリックしましょう。
検索画面が表示されたら、「Google ドライブ」と入力して検索します。
「Google ドライブ」のアイコンが表示されたら、「インストール」をクリックします。
「Google ドライブアプリを追加する」をクリックします。
これで、「Google ドライブ」のアプリがインストールされました。
次に、「Google ドライブ」の通知が届くように設定をします。まず、「Google ドライブ」の画面で「on」と入力します。
自動で通知設定のメッセージが届くので、「ここをクリックして認証してください」をクリックします。
クリックするとブラウザが開き、「Google ドライブ」へのアクセスリクエスト画面が開きます。「許可」をクリックしましょう。
画面上部に「Google Drive が利用可能になりました。」と表示されたら、完了です。ブラウザを閉じましょう。ファイルが共有されたり、権限がリクエストされたりすると、通知が届きます。一度テストしてみてください。万が一届かなかった場合は、改めて認証作業を繰り返してください。
まとめ
Slackのインストール方法、基本的な使用方法、活用方法、ソーシエグループでのSlackルールを説明しました。
使用方法と活用方法に関しては、今回説明した内容はあくまで基本的な内容なので、もっとSlackを使いこなしたい方は、ぜひ「Slack 活用方法」などで検索してみてください。
また、ソーシエグループでのSlackルールは随時、追加や変更がありますので、定期的にこちらのページを確認してください。
SlackはLINEやChatWorkに比べて自由度が高く、社内でのコミュニケーションツールとして、とても優秀です。
自由度が高いからこそ、ソーシエグループ内でのルールを守り、参加者全員が快適に使用できるようにしていきましょう!